出雲へ

主人のルーツは島根県の出雲です。
毎年1から2度、主人の運転でお墓参りに帰っています。
今年は主人の仕事が忙しいのと疲労が激しいので、2度目はむりかしらと思っていたのですが、
行けることとなりました。
今年は主人や私とにかく慌ただしすぎ。
せっかくなので、出雲大社にて御祈祷もしてもらうことにしました。

朝、5:30すぎに家を出ました。
朝早いせいか市内までは思っていたよりもスムースに車は進みました。
市内を抜けて山を登っていくと、目の前は真っ白。

途中、コンビニで朝ご飯用のお結びやサンドウィッチなどを買い込み、
休憩など入れていきます。

右手に斐伊川が流れているのが見える頃は、すっかり明るくなり、
山間に濃霧がこんもりと居座っているのが見えました。

暫く車で走って、ご先祖様のお墓があるお寺に到着です。
風で舞ってきた木の葉を集め、花差しの水を換え、花とお線香を添え、
お参りしました。

お参りを終え、次に向かったのは出雲大社です。
大社の駐車場はすでにどの区画も一杯の車です。
秋の観光シーズンもあってか、大型バスも沢山です。
ジワジワ車を進めつつ、上手く出る車があったので、素早くハザードランプを点け駐車することが出来ました。
大勢の観光客の間をすり抜けながら、神楽殿がある敷地から入りました。
長さ13メートル、重さ5トンもの大注連縄がある神楽殿前では、年齢層幅広く注連縄に向かってお金を投げ込んでいる人達で一杯です。
以前はこのお金投げ、やったことがあります。
今回も、それを見ていたこばねがやってみたいと言ってきましたが、テレビでお金を注連縄に向かって投げる事は、神様に対して失礼に当たる。と聞き、考えてみれば神様が控えている前で、沢山の人が歩いた地べたにチャリンチャリンと注連縄に刺さるまで拾っては投げするのはいけないなと。
どうしてやったらいけないの。
という、こばねに対し、お金を投げている人達に言うほど勇気も無い私は、小声で耳打ち。
二拝四柏手一拝で拝礼を行いました。
神楽殿横の小川の石橋を渡り、本殿に向かいます。
あらためて本殿側にある手水舎でお清めをし本殿に向かって拝礼をしました。
その後、御祈祷をしてもらうにはどうすればよいのか聞き、神こ殿(しんこでん)へ。

ってどこにあるの?

て思いながら、言われた方向へ向かって歩いていくと拝殿の側に。
出雲大社に来たときには、いつも神楽殿の方から入り、神楽殿と本殿を外から拝礼して、帰るだけだったので分かりませんでした。
ちゃんと入口である勢溜の木製の鳥居から入らないといけないですね・・・。
中へはいると、沢山の御祈祷待ちの人達が。
その後ろで御祈祷の受付がされています。
主人、私、こばね、それぞれの受付をすませ、玉串料を納めます。

暫くして声がかかり、御祈祷をする団体で拝殿へ移動です。
靴を脱ぎ、畳敷きの拝殿内へ。
祝詞があげられ、最後の辺りでは五色の帯が下がった鈴を持った巫女が
舞い、シャンシャンと振り鳴らしながら下げた頭上をお払いして下さいました。
御祈祷が終わり、お札と御神酒を杯に頂きました。
その後、拝殿から出ると、今から本殿の中に入り拝礼出来るとのお話が。
通常は立ち入ることは出来ません。
すごいっ。

本殿の中は撮影禁止です。

神こ殿

本殿の敷地内へ一歩踏み入れると、静まりかえった清らかな神域が広がっています。
順に並び進み、拝礼することが出来ました。

本殿を出た後は、鈴のお守りを買ったりして、ゆっくり神楽殿の方まで戻ります。
途中、神楽殿の横を流れる小川を沿って茂っている野草を歩いて見ていると、何かがガサッと。
よーく見ると。大きな亀さんです。
「おおー。主に逢えたねー。」
なんて言いながら、盛り上がります。
そうこうするうちに、あっという間に野草の茂みに隠れてしまいました。
亀さんとは思えない素早さでした。
やっぱり主さん?!