ゆるゆる日記

5月19日(木) 

主人がお世話になっている方から、メダカが増えたので飼ってみないかと、だいぶ前から声がかかっていた。
こばねの情操教育の一環にはいいかなぁ。なんて思いつつも、今年は何だか慌ただしいし、ベランダ菜園を
始めちゃったし。お世話するのは結局私になりそうだし・・・。と、グダグダ考えていた木曜日の夜、らしびれを切らした主人が「メダカ貰うゆうて返事したけぇね。」と言った。
「えっっ!」かすかに動揺する私に主人は「いつまでも返事せんわけにもいかんじゃろー。」
確かにそれはそうなんだが。
心の準備も、お迎えの準備も出来てないぞ。
「それと、前にも言ったけど。ワシ、忙しいけんメダカの世話はできんけぇね。」
はいはい。
分かってますって。
私も話を頂いてから、メダカ飼ってみたいなぁ。なんて思ってた訳だし。
覚悟を決めたぞっ。
「分かった。お迎えの準備しとくよ。」
明日、坂のホームセンターへ行こう。


5月20日(金) 晴れ

朝、主人とこばねを送り出した後、ネットでメダカの飼育を検索。
最低限必要な物をチェックして家を出る。
ホームセンターへ行く途中、ダイソーへ寄り道。
メダカやゴミをすくうときに使うネットと水を綺麗にしてくれる竹炭、水替え用のバケツを購入。
その後ホームセンターへ。
センターの中にあるペットショップへ行き、水槽、敷石、水草、を見ていく。
熱帯魚や金魚などが各水槽に分けてゆらゆら泳いでいる中でメダカの水槽も発見。
日本メダカという黒い色をしたメダカ、ヒメダカという肌色っぽいメダカ、後、アルビノメダカに目が青く光る蛍光メダカと4種類あった。
我が家に来るのは、日本メダカかヒメダカどっちかだ。
メダカの水槽を見ていると透明な小エビが底砂の上を散歩中。
かっかわいいじゃん。
早速店員さんを捕まえて、エビの事など聞いてみる。
餌はメダカの餌のおこぼれや藻を食べたり、少し大きくなったらメダカも・・・。と。
えーっ。
一緒の水槽じゃ飼えないのぉ。
んーっ。
だったら別の入れ物(以前ベランダにカブトムシが飛んできてたので、それを入れるのに買っていた小さな水槽型虫かごがある)で飼っちゃえ。
てなことで、小エビも3匹購入となった。
急いで帰宅後、バケツに水道水をはり日向へ置く。
水面がキラキラ左右に揺れた。
水槽を綺麗にしてヒビなどないか確認。
敷石を水洗いした後、水槽へ移す。
水草は水に浮かべていても問題ありません。とは店員さんが話してくれたけれど、お店の水槽でやっていたカップに小石入れてそれに植え付けているの良かったな。
そうだ。
亀裂か入って使えなくなったティーカップがあったから、それ使おう。
気に入っていたティーカップだったから、なかなか捨てられずにいたんだけれどこんなところで役に立つとは。
水草もティーカップに植え付けをして水槽内へ。
お日様の陽射しを浴びてカルキ抜きされた水を、ゆっくりと水槽へおとしいれる。
水草に気泡がプツプツついて、水槽の中でゆっくり浮き上がった。
最後に竹炭を入れると、炭から小さな小さな気泡が連なるように沢山浮き上がって水槽や水草に酸素が溢れていた。
小エビたちも水合わせをした後、水槽型虫かごへ。
竹炭を入れてやると3匹ともわらわらと泳いできて、竹炭の上で寛いでいた。


5月22日(日)

「今日貰って帰ってくるから。」
ということで、キッチンで頃のいいタッパーを探す。
メダカを入れて帰るんだから深い方がいいよねぇ。
ゴソゴソ探して戸棚の中から試供品で貰った深型タッパー発見。とりあえず主人に持たせる。

夜、「ただいまぁ。」と、ヒョイヒョイと主人が帰ってきた。
両手で大事そうにメダカ入りタッパーを持って。
玄関で受け取り、キッチンでタッパーの蓋を開けてみると薄いオレンジ色したヒメダカが8匹ほどせわしく泳いでいた。タッパーを水槽の中に浮かせて水合わせをする。
上手くなじんでくれるといいけど。
30分ほどしてタッパーの蓋を開け、ヒメダカ達を水中に放す。
ふわりと水の中に降りていき、新しい住みかを確かめるように泳ぎだした。
あらためて泳いでいるメダカを見ていると、何匹かお腹がプクッとしている・・・。
「ねぇ。何匹かお腹が膨れとるように見えるんじゃけど・・・。」主人に言うと
「あぁ。メダカって今産卵の時期なんじゃと。」
戸棚の奥に収めかけていたタッパーを取り出しやすい位置に置き、次に備えた。

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