ある日のお花見☆自衛隊編☆

4月二度目の日曜日、主人が言った。
「今日ぐらいで桜も終わりじゃろうね。今、自衛隊の
桜も見頃じゃろう。午後から少し時間が取れるけど
花見に行ってみる?」

人が多いのは苦手なのだけれど、こばねは退屈してそうだし、これで今年はおしまい。なんて感じで言われると
なんだか惜しい気がするじゃなぁぁいっ。
暫く葛藤して言った。

「お弁当持って行こうかね。」

お昼過ぎ、主人が出先から帰ってきて
お弁当、シート、お茶など袋に詰めて
自転車に乗って出発です。
心地よい春風と明るい陽射しを受けながら
しばしサイクリングです。
主人が先頭、その後ろをこぶねを乗せて
私が自転車のペダルを踏みしめ追いかけます。
少々汗ばむ私の後ろでこばねはウキウキ
鼻歌です。
31号線、西松屋辺りまで来ると目の前に
陸上自衛隊海田駐屯地が見え、満開の桜
の下には沢山の人達がお花見をしています。
横断歩道を渡って、門の前で車などの誘導をしている隊員さんの横を通ってグランドの方へ。
桜並木の下は沢山の人で座れそうに無かったのですが、ふっとグランドネットの側にある
桜の木を見るといい感じの場所が。
「ここにしよう。」と桜の花びらが舞う中、シートを広げました。

頭上には桜の花々が広がり
ドームに入っているようです。
お弁当を用意している間も
風につま折られた桜の花が
ホロホロと花弁と一緒に落ちてきます。

(ちなみに、お弁当の中身は高菜ちりめんじゃこ、白ごまの混ぜご飯
・梅干し・少し甘めの厚焼き卵・ポテトコロッケ・ウィンナー・レタス・
プチトマト・カマンベールチーズです。)

グランドネット向こうには、桜の冠をした
黄金山が霞んで見えました。
あちらも見頃のようです。

お昼過ぎてからも人の波がなくなることはなく、
桜並木の下、お昼寝をしたりちょっとした広場では
キャッチボールやバトミントンなどを楽しんでいる家族で
賑わっていました。

私達も、暫く桜の下で日頃話せないのでおしゃべりを。
風が少し強く吹き出し、冷たく感じてきたところでお片づけをして
家へ帰りました。
少しして雨が降り始めました。